Macintoshを使うてて、強制再起動をしはったときに、「救出された項目」が、ゴミ箱の中にあらしまへんか?
 あれ、なんかしったはりますかぁ?

 

 画像編集ソフトとか、大きなファイルを扱うアプリケーションは、ハードディスク上に作業用のファイルをおかはることがあるんどす。これは、だいたい「Temporary Items」という不可視フォルダにつくらはるんどす。メモリー上に入りきらへんファイルを編集するときなんかには便利な機能どすなぁ。ほんで、アプリケーションが終了したときに、アプリケーションが責任を持って削除しはるんどすわぁ。うまいことできた仕組みどす。

 けんども、たま〜に、アプリケーションがフリーズしはったり、強制終了せなあかへん時があらはりますわなぁ。そしたら、アプリケーションが削除してくれはらへんさかい、ハードディスクに残ったままにならはりますわなぁ。長いこと使うてたら、ハードディスクに不可視ファイルがいっぱいにならはりますわぁ。まして、画像編集ソフトなんかは、作業用ファイルが100MBとかにならはるさい、ほっといたらすぐにハードディスクが満杯にならはります。
 ほんで、Mac OSの出番なんどす。Mac OSは起動時に、「Temporary Items」という不可視フォルダがハードディスク上にあると、自動的にゴミ箱に移動しはるんどす。これまたうまいことできた仕組みどすわぁ。ほんで、Mac OSが起動時にゴミ箱に移動しはったフォルダが「救出された項目」どす。

 ただ、この「救出された項目」いうのがユーザーにあんまり好評や無かったからやろか、Mac OS 8から「Cleanup at Startup」いう不可視フォルダが用意されはったんえ。このフォルダは、Mac OS起動時に自動的に削除されるんどす。そしたら、アプリケーションが強制終了しはっても、ハードディスクが不可視ファイルで満杯になったりしまへんさかいなぁ。ほんま、うまいことできたはりますわ。